2019.05.15(水)
- 供養
①知っておきたい『お盆』のこと Q&A part1
昨年のコラムでも、静岡市清水地区の
お盆について出ていますが、毎年のこと
また新たにお盆を迎える方もおりますので
今年も葵区、駿河区も交えて書き留めて
おきます。
取り急ぎ、飾り方を知りたいという方も
おりますので、下記が一般的な飾り方です。
なかなかここまで飾られる方も少なくなって
しまったかもしれません。飾り方は一般的に
全国でそんなに違いはないと思いますが、
前回のコラムより引用します。
上記の飾り物は当社仏壇センターでも
販売いたします。
静岡市において、おそらくご存知の方も
多いと思いますが7月がお盆という方と
8月がお盆という方がいるかと存じます。
地域性もあれば、お寺の習いという流れが
あると思います。檀家となっている
お宅様は菩提寺にご確認をされるのが
よいと思います。
さあ、ここからQ&Aとします。
Q:なぜお盆をするのか?
A:【亡くなった方の霊をお祀りすること】
すなわちご先祖様と命の繋がりを確認
するため盂蘭盆経(うらぼんきょう)
というお盆で読まれるお経の中に
『7月15日を亡くなった親への
供養する日』と説いています。
ただ、日本には仏教が伝来する以前から
お盆とお正月の時季はご先祖様を迎える
行事はあったと言われています。
Q:お盆に関するお経って何?
A:これは、その昔先程触れた『盂蘭盆経』で
あり、この主人公である目連尊者(お釈迦
様の有名なお弟子さんの一人)の行為を
読んだものです。
目連尊者は神通力(超能力)に優れた方で、
冥界にいる父母の様子が見れたそうです。
そこで彼が見たのは、餓鬼道に堕ちた母の
姿でした。
食べ物を食べようとすると食べ物が燃えて
なくなり、どうしても食べることができない
という場所で、母はやせ衰えていた
そうです。
そこでお釈迦様に教えをいただき、
7月15日僧侶の雨季の修行が終わる日に、
ご先祖様や親のために、多くの飲食物を
僧侶に供え祈願をしてもらえば、苦しみから
救われると教えてもらい、お弟子さんたち
皆が非常に喜んだとされたようです。
この非常に喜んだ様が、盆踊りの起源とも
いわれているそうです。
Q:四十九日法要の前に初盆が来て
しまう場合は?
A:その場合は2年目のお盆を初盆と
するのが一般的です。
ただし、微妙な場合もありますので、
お寺様へ確認をされることを
お勧めします。
一つ心配なのは、このようなお宅様の
場合は、初盆だと思われて、供養品を
お持ちになる方もいらっしゃると
思います。この場合は供養品を受け取っ
た上で、来年に初盆を行うこと説明する
ようにします。
お盆返しは来年に忘れずに行うか、
その分だけ後日お送りされるかの
どちらかになると思われます。
part2へつづく・・・