2019.05.16(木)
- 供養
②知っておきたい『お盆』のこと Q&A part2
part1のご拝読、誠にありがとう
ございます。 つづきです。
Q:初盆の時の服装はどうしたらよいですか?
A:初盆に招く方も、招かれる方も喪服がやはり
基本とされますが、地味な服装であれば
構いません。
Q:お盆の時の挨拶の言葉は何て言えばいい?
A:招いた方の挨拶は、『本日はお暑い中、当家
先祖(または故人)のためにお盆供養に
お越しいただき本当にありがとう
ございます。』
招かれた方の挨拶は、『今日はお盆供養に
お招きいただきありがとうございます』と
いう挨拶がそれぞれ基本となります。
Q:お盆の時の金封の表書きはどうなるの?
A:贈る側の表書きは『御佛前』『お供物』が
一般的です。
水引は黄色と白が基本ですが、黒白の場合
もあります。また、提灯を贈らない
代わりに『御提灯料』とすることも
あります。
お返しをする場合には『志』となります。
Q:棚経とは何ですか?
A:お盆の時に盆棚・精霊棚(しょうりょう
だな)の前で特にお経を読んでいただく
ことを棚経と呼んでいます。
お寺様が直にお家に出向きお経をあげる
ので、この時季は忙しくなるため、
早めに棚経のお願いをしておくと
よいでしょう。
Q:棚経をどこかのお寺に依頼したいの
ですが・・・
A:菩提寺を持たれていない方は、弊社に
ご相談ください。
ただし、優先されるのは檀家の皆様です
ので、時間などは選べない可能性が
あります。
Q:施餓鬼とは何ですか?
A:施餓鬼法要はお盆法要と同じ時期に
行われるようになったことから、
行事として表裏一体の関係となって
います。
そもそも施餓鬼は、餓鬼道に堕ちて
しまった諸霊に食べ物を施して供養する
仏教法要ですが、無縁仏を供養するため
寺院で行われる法要という性格を持ちます。
餓鬼道=死後世界の一つで食べ物を得ること
のできない苦しみの世界。
無縁仏=供養をしてくれる親族縁者がいない
霊のこと。
施餓鬼法要は『救抜焔口餓鬼陀羅尼経』
(くばつえんくがきだらにきょう)を基に
した仏教行事であるとされています。
お釈迦様のお弟子さんの阿難尊者が
自分自身が餓鬼になることを免れるために
餓鬼に食べ物与えて供養したことが
書かれています。
元々餓鬼法要は時季を定めずに行う
ものでした。
part3へつづく・・・