[一般葬]花嫁衣裳に包まれて
- エリア
- 駿河区
- 式場名
- ご参列者数
2017.11.24(金)
- スタッフから、その一報が入ったときは本当に驚きました。
お亡くなりになったお嬢様のために、
ウェディングドレスを着せてあげたいと、お母様からのお言葉が……
準備の面でも慣習の観点からも難しいと思いながらお宅を訪ね、
お母様とお話しをした時、私の思いは一変しました。
「娘は花嫁になるのが夢だったから、どうしてもドレスを着せてあげたい、
そして、花火で送ってあげたい」
お母様の強いお気持ちに心を打たれたのです。
しかし時間も限られ、どうしたら良いのか考えがまとまりません。そのとき――
「PUR(グループの衣装レンタル部門)に相談してみれば」
とアドバイスしてくれた先輩。
私と同じように心を打たれ、ドレス3着と
グローブを用意してたくれたスタッフ。
花火を準備してくれたのは、グループの結婚式場マウロ・アネーラ。
さらに祭壇生花用にご要望いただいていた「カラー」という花を使って、
ブーケを作るという、イキなはからいをしてくれた生花部。
日頃から何かと協力し合う仲間ですが、
普段にも増して、グループ全体で心をひとつにでき、とても心強かったです。
通夜当日、美粧の儀。
故人は、ご遺族の皆様が「一番のお似合い」と選ばれたドレスをまとい、
手にはサプライズのブーケ。
払いの席では、故人へのお供えとして、
マウロ・アネーラの演出でデザートとともに花火……。
お母様は涙を流しながら喜んでくださいました。
お葬式だって決して一様ではなく、
ご希望によって色々なスタイルを追求できること。
それをかなえるアイデアや体制、思いが当社にはあることを再認識できました。
また、私は今までも、
「悲しむ立場ではなく、ご遺族の思いをカタチにしてこそ存在価値がある」と
考えて仕事をしてきましたが、
その道が間違っていなかったことも再認識できました。
その一年後のこと。お嬢様を追うようにお母様が亡くなられました。
お嬢様のときに思いを巡らせながら、そして季節に沿って、
このときも故人にふさわしいお葬式を執り行うことができました。
テーマは「桜」。
あちらの世界でも、お二人して喜んでいただけたかな……。
私は、お二人の笑顔のイメージを膨らませていました。
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