2018.07.09(月)
- 終活
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新聞訃報掲載と家族葬
皆様は、新聞の訃報欄をご覧になっていますか?
地域にもよるでしょうが、静岡市においては
新聞訃報は大きな影響力をもっています。
新聞訃報は、ご連絡の漏れを防ぐひとつの手段です。
ご参列下さった方が「新聞で訃報を知りお別れに来た」とご家族に声をかけてらっっしゃる場面を、我々スタッフも何度も目にしています。
また、ご遺族が故人様に成り代わり生前のご厚誼へのお礼をお伝えした際に、
ご家族でも知り得なかった故人様の新たな一面を、ご参列の方から教えて頂くこともあるのではないでしょうか。
この様なことから、お葬式のお打ち合わせの際には、新聞訃報の掲載へのご意向をお伺いしています。
皆様は、ご自分の大切な方の交友関係をどこまで把握出来ていらっしゃいますか?
新聞訃報には、大きく分けて2つの種類があります。
①訃報と、お葬式の日程をお知らせするタイプ
②訃報と共に、お葬式を終えたことを「お知らせ」するタイプ
近年では、②の「お知らせ」のタイプで掲載する方が増えている様に思います。
お葬式は「家族葬」、でも周囲の方にもきちんとお伝えしたいというお気持ちからではないでしょうか?
しかし、この「お知らせ」の掲載での注意点も…
例えば
新聞で後から訃報を知った方は、当然お葬式当日にはご会葬されていないので、
改めてご自宅にご弔問に来て下さる方もいるでしょう。
お葬式の際にはお香典返し30個ほど準備し、無事終了。
翌日に「お知らせ」が掲載され、そこからは想定外の事態に。
故人様にはご家族が把握していた以上のお付き合いがあり、
念のため用意しておいた自宅用のお香典返しでは足りず、追加に次ぐ追加で対応…
度重なるお返しの手配だけでなく、ご弔問の方をご対応し続けた喪主様には大きな疲労が…
また、休み明けに会社に出勤すると、同僚からお香典を頂いたりも…
中には、「もしかしたら、最初から普通に訃報掲載をした方がよかったのかも」と後悔されるケースもあります。
色々なお付き合いの方もいらっしゃるので一概には言えませんが、
もし「お知らせ訃報」を検討されているのであれば、
同じ位の金額で掲載できる「通夜のみの訃報」掲載もひとつの手段です。
近年では、お仕事等の都合もあり一般の方のご弔問は通夜がメインになる場合が多いです。
亡くなられた方へのお別れや、ご家族へのお悔やみが直接出来るだけではなく、
ご家族の後からの負担軽減や
ご弔問の方がお別れしやすくなる環境が整うひとつの方法ではないかと思います。
いずれにせよ、訃報掲載のそれぞれの効果をご案内させて頂きながら、ご遺族や故人様ご本人のご意向に沿ったお葬式を執り行えるように務めさせて頂いております。
あいネットグループでは、皆様からの事前相談を承っております。