• 平安祭典静岡(駿河区・葵区)

    050-1866-1928

  • 平安祭典清水(清水区)

    050-1866-1929

コラム

2019.02.19(火)

  • 供養

白木位牌のその後・・・

前回、白木の位牌がなぜ2本作られるのか

について触れました。

ちょっと補足で、記載していませんでしたが、

そもそもなぜ白木なのか?

これは知っている方が多いと思いますが、

念のため触れておきます。

 

人が亡くなるということは、

突然であり、予期せぬことだと思います。

なので、昔はすぐに用意が出来ず、

本来は位牌もしっかりと塗りを施したものを

使ってあげたいが『間に合わない』ということ、

急いで作ったということを表す意味で、

白木のものを使ったとされています。

ご葬儀の祭壇も白木祭壇が使われていることも

同様だと思われます。

もし、しっかりと施したものを用意していれば、

やはり、昔は縁起が悪いこととして敬遠されて

いたと考えるのが自然かもしれません。

 

と、長くなりましたが、ここからが本題です。

白木の位牌のその後です。

白木の位牌はよく『四十九日までの仮位牌

言われています。ということは

そこでお役目を終えるということになります。

静岡市では禅宗のお寺様が多いので、

禅宗の考え方で触れますが、

亡くなられてから、四十九日までは【中陰】

よく言われ、こちらの世界と、あちらの世界の

真ん中にいると言われています。

修行の日々を七日毎に積んで、四十九日を

迎えた時、あちらの世界に到達し、

仏様となると考えられています。

なので、四十九日のご法事の際、

白木の位牌(2本)と新しく作成した

塗りの位牌(本位牌)を全てをお持ちに

なられて、お経をあげていただき、

魂を入れ替えていただくことが、

四十九日法要の目的と言えそうです。

 

そして、お役目を終えた白木の位牌

お寺様へ奉納し、新しく魂の入った

塗りの位牌(本位牌)を自宅に持ち帰り、

仏様として仏壇の中に祀られることとなります。

仏壇の中は聖域であり、

仏様しか入れないと言われています。

なので、仏様になっていない

中陰の間(四十九日間)は、

後飾り祭壇などで別に祀られています。

 

また仏壇の中に遺影写真(人の時の姿)

入れない方が良いとされるのは、

【仏様しか入れないところには入れない】

いうことから言われているようです。

仏様を崇め、敬う気持ちがあるからですね。

 

次回は【七枚塔婆】についてです!

 

プランナー 池 谷

 

 

ご葬儀コラム一覧に戻る

イベント情報