初めて遺族の立場になって…
- エリア
- 清水区
2019.07.31(水)
- あいネットホール江尻台
- 初めて遺族の立場になって…
- 私は普段、平安祭典清水の精進落としの席のサービススタッフとして働いています。
お料理を召し上がって頂く時間を通してご遺族様に寄り添ってきましたが、
この度、父を亡くしたことで
初めて私自身が遺族の立場になりました。
80歳まで現役で働き
家族のため、会社のために人生を駆け抜けた父。
そんな父を、きちんと想いを込めて送ってあげたい。
また、弔問に来て頂いた方にとっても、父の事を想い
ふと心に残る様なお葬式に出来たらと思いながら、
プランナーの池田さんと打ち合わせを進めていきました。
- 実際に経験してみて…
- お葬式の日程の話の中で
様々な都合が重なり、私たちが想定していたよりも
先の日程のお葬式になることがわかりました。
元々、【湯灌】はやってあげたいと考えていましたが、
暑い日が続いていた事もあり
「式の当日まで父の身体は無事に保てるのだろうか」
「もし、普段の父の姿から変わってしまったら…」
と、不安な気持ちになったことを覚えています。
その不安な気持ちを池田さんと相談し、
湯灌の後日にも納棺師が化粧直しに来てくれる
【安心コース】での湯灌を、お願いしました。
湯灌の時には、父の髪を洗ってあげました。
思えば、これまでの人生で
親である父の髪を、子の私が洗ってあげる機会など無かった様に思います。
それを考えた時、父との想い出や感謝の気持ちが自然と浮かんできました。
そして、安心コースを選んだこともあってか
父の姿は最後まできれいなままで、
式までの間ゆっくりと一緒の時間を過ごすことが出来ました。
ただ身支度を整えてあげる事以上に、大きな意味がある
大切な時間を過ごすことが出来ました。
- 気付かされたことが沢山ありました
- 湯灌のことだけでなく
今回、遺族の立場になって初めて気づかされたことが沢山ありました。
それは、スタッフの皆の対応が、本当に安心感を与えてくれたことです。
わかってはいたつもりでも、普段同じスタッフの目線からでは
なかなか気が付くことが出来ないことでした。
私たちスタッフの、ちょっとした声かけや動きが
ご遺族様にとっては大きな安心に繋がるのだと実感しました。
この感謝と気付きを忘れずに、ご遺族様へのサービスに活かしていかなければと思います。
そして何より、
お葬式は【家族の絆】が深まることに気が付きました。
親戚への連絡や食事の数の把握など、母と協力して進めていきました。
大変な思いもしましたが、母と沢山話をする機会になりました。
そして、そんな私たちを見て
息子が自分にも出来る事を、と家事等のフォローを一生懸命してくれたんです。
まだまだ子どもだと思っていましたが、
いつの間にか頼れる存在に成長してくれていたんだと感慨深かったです…
お葬式の時間は
思いやりや、感謝、人との繋がりの実感など
父を亡くした悲しみだけではなく
明日からの前向きな一歩のきっかけを作ってくれました。
式が全て終わり帰宅後、母から「いいお葬式だった」と言ってもらえました。
平安祭典でお葬式をやって良かったと本当に思いました。全てのスタッフに感謝します。
エンディングプランナー 望月より |
故人様のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。 また、お客様の声への掲載をさせて頂き、ありがとうございました。 sさんは、頼りになるスタッフの一人です。 普段からお葬式の仕事をしていても、やはり自分の家族のこととなると不安なことも沢山あったと思います。 sさんの「声」から、改めて私たちスタッフの 仕事への姿勢や責任、大切さ、そしてお葬式を行う意味を考えさせて頂きました。 これからも、お父様との想い出を胸に ご家族で仲良くお過ごし頂ければと思います。 |
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