仕事の中で一番素晴らしい仕事だと感じた
- エリア
- 葵区
2018.04.25（水）
- あいネットホール慈悲尾
- じぃじ、かっこいい！！
- すごく大好きで一緒に話したり、遊んだりしていたじぃじが旅立ってしまったとたん、子供たちはじぃじの近くに寄り付かなくなってしまった。
身近な人が亡くなってしまうという初めての経験。
何よりも耐え難い淋しさと、亡くなるという怖さ、また痩せてしまったじぃじの顔を見るのが嫌だったからだと思いました。
でも、通夜の前に【湯潅】をしてもらい、一連の流れを子供たちと一緒に見守り、スーツに着替えたじぃじを見て、『じぃじ、かっこいい！！』と心の底から子供たちが言ってくれたのです。
他の誰よりも大好きな孫に言ってもらえた一言に、父がどれだけ喜んでくれたことか・・・
きっと『そうだろ～』と言い返している姿が想像できました。気持ちよさそうな顔を見られて、貴重な家族だけの時間を過ごせ、初めて【湯灌】の凄さを感じました。
- こんな仕事があったなんて・・・
- 当初、こんな気持ちになるなんて思ってもみなかったというご長女様。
お風呂に満足に入れなかった身体を、本当に丁寧にきれいにしてくれ、病院ではやり切れていない処置もしてくれました、何よりも痩せ切った顔を、元々に近い状態に戻してくれたことが、子供さんたちの恐怖心を取り除いてくれたようです。
『今まで、この世で一番の仕事は助産師さんだと思っていました。でもこの経験を通して、納棺師さんをはじめ、葬儀の仕事が一番じゃないかと思うようになりました。』とまでおしゃってくださいました。
また、『いろんなことを自分たちも言ったけど、それを全部受け止めてくれたと思います。』ともおしゃっていただき、改めて大変だけど凄い仕事だなと感じてくださいました。
| エンディングプランナー 池谷より |
ここまでの気持ちをお話ししていただけて、本当に感無量でした。この仕事の醍醐味というか、価値を改めて教えていただけた機会でした。 こういった目線で、私共を見てくれていることに本当に感謝いたします。 この湯灌という時間を設けることは、故人様への尊厳を守り、また大切な家族だけの時間を守れるもので、やはりどんなことがあっても、お勧めしなければならないものの一つだと感じます。 自分の父親の時のことを今でも鮮明に思い出しますが、その時も湯潅をしたことで、苦しかった病から解放され、新たな旅立ちをきれいな状態で出発できたことが、一番良かったなと私も思えた一人でした。 非常につらいお別れだったということには、変わりないでしょうが、最後にまた笑顔になっていただけたご葬儀ができて、本当に良かったと思います。 これからも、家族仲良く前を向いて頑張っていただきたいです。 ありがとうございました。 この写真はご葬儀後、いつも行っていた場所へ旅行されたときのひとコマです。 【池谷のプロフィール】 |
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